インターン第1期生 松坂匠
こんにちは、シンギュラリティバトルクエストインターン1期生の松坂匠です。現在は電気通信大学情報理工学域機械システムプログラムに所属しています。この度、株式会社PE-BANK様主催のプロエンジニアパーティーに特別にご招待いただき、参加する機会を得ました。このレポートでは、その貴重な体験と、普段の大学やインターン業務では得られなかったエンジニアリングの世界における学びについてお伝えします。
場所は目黒雅叙園。その美しいホテルの内装に圧倒されつつ、会場では多くのプロエンジニアの方が交流を楽しんでいました。特に印象的だったのは、エンジニアが他のエンジニアやPE-BANKの営業の方とが活発に会話を交わしている様子です。高田社長のスピーチにもありましたが、PE-BANKでは定期的にこうした交流の機会を設けていると聞きました。このような横のつながりが、新たな協力関係を生むきっかけになっているようです。
今回のイベントでは、若手からベテランに至るまで幅広い年齢層の方々と交流することができました。ここで得た知見は、大学のキャリア授業で聞く内容とは大きく異なりました。特に興味深かったのは、多くの方がPHPを主軸にして仕事をされているということです。あるエンジニアが「PHPは標準語、Pythonは関西弁」と例えた話は非常に印象的でした。大学でもOBの方々からも話を聞く機会はありますが、フリーランスと大企業や研究室の違いにおける最新の動向の違いについて学ぶことができ、幅広い企業に対応できる言語を学ぶことも重要であることに気づかせてくれました。他にも、多くのエンジニアさんの話を聞いていると、単にシステム開発だけでなく、他の分野にも興味をもっている方が多くいらっしゃいました。やはり、色々な業界で活躍するには、その業界特有の知識などを持つべきだと改めて感じました。
また、あるプロエンジニアさんからは、私が起業してアプリ開発をする話に対し、「まだまだ失敗できる年だから挑戦しなければ損」と後押しをしてくださり、とても心強かったです。このプロエンジニアさんをはじめ、分からないことがあれば、「どんどん連絡して」と言ってくださる方が多く嬉しかったです。
最後になりますが、このプロエンジニアパーティーにご招待いただき、心から感謝申し上げます。フリーランスの方々の貴重な話を伺い、将来の選択肢を広げるために何ができるかを深く考える機会となりました。また、エンジニアの方々からは、失敗を恐れず挑戦することを後押ししていただき、現在ポジティブに新たな挑戦に取り組んでいます。
インターン第2期生 佐藤汐夏
今回、シンギュラリティバトルクエストの大会パートナーである株式会社PE-BANK様の特命インターン記者として、2023年12月16日、東京の目黒雅叙園で開催された『プロエンジニアパーティー2023』に参加しました。
本来、日本全国で活躍しているITフリーランスのプロエンジニアの方々の、交流と情報交換の貴重な機会ですが、今回は特別に、シンギュラリティバトルクエストのインターン生として、イベントにご招待いただきました。
プロエンジニアが多く集まるこのパーティーに招待されたことは、非常に光栄であり、新たな学びを得ることができました。本レポートではその学びと体験したことを記します。
本文に入る前に、私の自己紹介をさせてください。
こんにちは、シンギュラリティバトルクエストのインターン二期生の佐藤汐夏(さとうきよか)です。現在、日本工学院専門学校AIシステム科の1年生です。
前回に続き、突撃体験レポート第二弾です。ご一読いただけると幸いです。
初めて訪れた目黒雅叙園の会場は、その豪華さと美しさに圧倒されました。参加者は主にITフリーランスのプロエンジニアの方々で、一年間の勤務に対する感謝を示し、同じ分野のプロフェッショナルたちと交流するために集まりました。私たちは、学生の立場でこのイベントに参加し、通常は体験できないITフリーランスのプロエンジニアたちの視点からの話を聞くことができました。プロエンジニアの皆様の専門知識や経験に触れ、業界の最前線での洞察を共有する機会は、私たちにとって非常に貴重な体験となりました。
この交流会は、PE-BANK代表の髙田社長による挨拶で幕を開けました。全国の複数の拠点を中継で繋ぎ、各会場で同時に開催されるという大規模な形式で行われました。会場では、参加者がお互いの経験と知見を共有し、活発な交流が行われていました。途中で、豪華景品が用意されたお絵描き伝言ゲームがあり、参加者は楽しく交流しながらチームワークを発揮しました。後半に行われた、プロエンジニアアワードでは、その年に特に活躍が顕著だったプロエンジニアが表彰され、功績と努力が称えられました。
技術的な側面で特に印象に残ったのは、ITフリーランスのプロエンジニアたちからのPython言語に関する話題でした。Pythonが現在非常に注目されている言語であること、そしてその多様な用途と拡張性が、今後の技術トレンドに大きな影響を与えると感じました。
また、私たちに対して、失敗を恐れずに様々な挑戦をすることの重要性を強調しました。これは、キャリア形成の過程で新しい技術やアイディアに積極的に取り組むことの大切さを示しています。
さらに、ITフリーランスの経験豊かなプロエンジニアの方々は、フリーランスとしてのキャリアを始める前に、まずは企業に勤めて社会を経験することの重要性についても話しました。このアドバイスは、ビジネスの基礎や職場でのコミュニケーションスキル、プロジェクト管理の技術など、フリーランスとして成功するために必要なスキルを磨くための基盤を築くことの重要性を示しています。
このパーティーでの体験は、私のキャリア観に大きな影響を与えました。技術の進化に伴う業界の変化を理解し、それに適応する柔軟性が求められることを痛感しました。また、ITフリーランスのプロエンジニアとしてのキャリアに対する新たな視点を得ることができました。
最後に、PE-BANKの髙田社長をはじめ、皆様に感謝いたします。今回もこのような貴重な体験の機会をいただき、誠にありがとうございました!
本文に入る前に、私の自己紹介をさせてください。
はじめまして、シンギュラリティバトルクエストのインターン二期生の佐藤汐夏(さとうきよか)です。出身地は北海道(出生は熊本県)です。現在、日本工学院専門学校AIシステム科の1年生です。ペンギンが大好きで、水族館や動物園によく行きます。
石巻ハッカソンは、地方部・都市部を問わず、若者が出会って学び、働ける環境を提供するイベントとして知られています。『出会い・学び・表現』を軸として、2012年から開催されており、今年で第10回目となります。今年のテーマは『未来』でした。1秒後も今から見れば未来だし、なんだかすごくアバウトなテーマだなと思いました。
1日目の開会式は寸劇から始まりました。内容は、未来から来たイシノマキマンが、過去人にりんごマークのアレを渡し文明開化が起きるというものでした。敢えてチープな演出をすることで、これくらいのゆるさで参加していいのだなと会場の緊張が和らぎました。ちなみに寸劇は毎年恒例とのことです。
開会式の終了後はハッカソン部門のチームビルドの時間となりました。アイデアを持っている人が前でその内容を紹介し、興味を持った参加者が集まってチームを形成します。私はIT BootCamp部門の参加者でしたので、オリジナルゲームの制作をメインとしていましたが、他の部門のアイデア発表も非常に興味深く、次回はハッカソン部門に参加して、すごい人たちと一緒に1つのものをつくってみたいと感じました。
IT BootCamp部門では、Jasmine Teaというプログラム言語を使って、3日間でオリジナルゲームの制作を目指します。Jasmine Teaというのは、初心者や中高生向けに今年の春から提供が始まったプログラミング言語です。シンプルな文法で分かりやすく、Webブラウザーで完結しているので簡単に始めることができます。1日目は主にチュートリアル教材の取り組みで、あっという間に時間が過ぎました。この言語は私にとって初めての経験でしたが、直感的に理解しやすかったです。
2日目は朝から夕方まで独自のゲーム制作に取り組みました。私は、ライフを維持しながら高得点を目指すタイプのゲームを開発しました。プログラムを少しずつ組み立てていく過程で、ゲームが形になっていく楽しさを感じました。「キャラや背景がかわいくて、世界観が分かりやすくていいですね!」や、「その動きはどういうプログラミングですか?」など、ほかの参加者と作品を見せたり、お互いにアドバイスをしたりして、作品のクオリティを高めていくことができました。みんなで良い作品をつくろうという雰囲気がいいなと思いました。
3日目は、午前中にゲームの最終調整を行い、午後からは展示会が開催されました。各部門の参加者が制作した作品を展示・紹介しました。私のゲームも多くの人に試してもらい、「面白いからずっとやれる」という言葉をいただき、ゲーム制作は初めてで自信がなかったので嬉しかったです。
同じチュートリアルを学んだため基礎は同じなのに、ひとりひとり全然違うゲームができていて、改めて、プログラミングってできることの幅が広くて面白いなと思いました。私は今回が人生初のハッカソン参加でした。初めは不安もありましたが、参加者同士の交流や制作の楽しさを感じながら、充実した3日間を過ごすことができました。特に、参加者同士の絆や連帯感を強く感じ、石巻ハッカソンの魅力を実感しました。
来年は、2024年10月12日から14日の開催を予定しているみたいなので、みなさんもぜひ石巻ハッカソンに参加してみてはいかがでしょうか。
今回、取材させていただきました『石巻ハッカソン2023』は『シンギュラリティバトルクエスト』と同様に株式会社PE-BANK様の協賛で開催されました。
PE-BANK様は日本の深刻なIT人材不足にチャレンジするために『PE-BANKネクストイノベーター支援プロジェクト』というCSRプロジェクトに力を入れていることを知り、私たち未来のエンジニアにとって、とても頼もしい存在だと改めて認識しました。
そして、会場にはPE-BANKの代表取締役社長の髙田幹也さんも駆けつけてくれて、なんと!お揃いのイベントパーカーで記念写真を撮らせていただきました!
髙田社長、そしてPE-BANKのみなさま、貴重な体験をありがとうございました!
特命インターン記者 佐藤は、なんと今回、株式会社イトナブ代表取締役社長の古山隆幸さんにインタビューをさせていただきました。
石巻ハッカソンのことや古山さんの理念がよく分かる内容になっていますので、最後までお読みください。
石巻ハッカソンを開催する目的はなんですか?
地方でも若者たちがプログラミングを学ぶきっかけをつくりたかったのが最初の考えです。実体験から言えることですが、私はサッカーが好きで、プロの選手を見たときにすごくてもっと練習しようと思いました。同じように、プログラミングも学びの中で優れた人々と出会うことで、学びのモチベーションにつながると考えました。そのため現在は、『出会い』を重要視して開催しています。
石巻ハッカソンを今後どうしていきたいですか?
今まで通り、出会いと学びを中心に開催しているイベントなのでそこは変えずにいきたいです。どうしていきたいかで言うと‘より多くの出会いと学びに出会える場づくり’ をしていきたいです。
ハッカソンが持つ社会的・ビジネス的価値はなんだと思いますか?
ないです。イベントには意味はなくて、参加する人たちがどういう意味を作るかということだと思っています。他のハッカソンはそういう価値も多いですが、石巻ハッカソンは社会的とかではなく『出会い』です。
他のハッカソンは発表会形式ですが、石巻ハッカソンはなぜブース展示形式をとっているのですか?
ブース展示形式にすることでチームのみんなが話さなければいけないので、そこで『人との出会い・言葉の出会い・場所の出会い』など色んな出会いに出会ってもらいたいからです。
ブース展示形式は第1回からずっととっているのですか?
実は昔は発表会形式で石巻の海産物を賞にしていました。しかし、回を重ねるうちに、参加者が満足しているのは人との出会いなんだなと思い、今の形式になりました。
実際にブース展示形式にしてから何か手ごたえはありましたか?
参加者みんなが満足して帰るようになりました。石巻ハッカソンはやはり出会いと学びなので、『ここで得るものがとても重要で、それがみなさんにとっての賞品』だと思っています。
今回は『未来』というテーマでしたが、抽象的なテーマを選ぶのはなぜですか?
毎年抽象的なテーマにしています。最大限、モノづくりにコミットしてもらいたいからです。テーマを絞ってしまうとそっちに向かってしまうので、そうではなく、みんなで想像したり考えて模索したりしてもらいたいと思っています。
開会式で寸劇を行うことには何か意図がありますか?
アイデアを思いつくタイミングはいつだと思いますか?
アイデアというのはいつ出るとかではなくて、出すきっかけがない、自分の引き出しの中のインプットが少ないのだと思います。疑問だとか経験が自分の引き出しの中に入っているほど、アイデアが出やすいと私は考えています。
これからハッカソンに参加してみたいと思っている人にメッセージをお願いします。
ぜひ石巻ハッカソンに参加してください。賞品・賞金がないのでゆるく参加できます。ちょっと技術がないと参加できないんじゃないかなと思うかもしれませんが、石巻ハッカソンは『出会い』が中心なので、すごい人と触れ合ってみたいなだとか、それくらいの気持ちで参加しに来てください。世の中は思っている以上にかっちりしていなくて、意外と受け入れてくれます。大人は若者のわがままを聞いてくれるので、逆手にとってたくさんわがままを言ってみてください。参加をお待ちしております。
話をうかがってみて、古山さんがいかに『出会い』を大切にしていて、そのために今の石巻ハッカソンがあるのだなと思いました。
今回は貴重なお時間とお話を、ありがとうございました!